自衛消防組織はどのような目的で作られる?
近年、多くの会社や複合施設で自衛消防組織が立ち上げられています。
以前はあまり耳にしなかった言葉ですが、こうした組織はどういった目的で作られているのでしょうか。
詳しく解説していきますね。
▼自衛消防組織とは
自衛消防組織とは、大規模な建物で事業を行う企業において会社や施設内で組織される消防組織です。
対象となる建物は劇場や学校、百貨店など多岐に渡ります。
平成19年に改正された消防法によって、延べ床面積や階数を基準に設置が義務づけられており、現在は多くの会社に存在しています。
■目的は?
自衛消防組織の目的は、主に「建物内の被害の軽減」です。
建物内で火災が発生した場合、人々の避難や初期消火のスピードによって被害の規模に大きな差が生まれます。
警報装置や消火設備による避難誘導や初期消火には、対応する知識を持った人は欠かせないものです。
また、火災の原因には「地震」もあります。
地震が起きた際は一般的な火災にはない被害が出る可能性もあり、こうした時にも自衛消防組織の力が役立つでしょう。
■どんな人で構成されている?
自衛消防組織は、特定の講習や訓練を受けた人材によって構成されています。
建物内の消火設備や担架の場所などを熟知していますから、有事の際には大きな力になってくれるでしょう。
▼まとめ
自衛消防組織とは、会社や施設内での初期消火を目的とした消防組織です。
劇場や百貨店など、大規模な建物内において組織の設置が義務づけられています。
自衛消防組織があることで、警報設備や消火設備だけに頼らず人力でのきめ細やかな初期対応が叶うでしょう。
特定の講習を受けた方が組織員になれますので、会社の防災や安全に協力したい方は参加してみてはいかがでしょうか。
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