スプリンクラーはどこに設置するべき?

query_builder 2022/11/13
コラム
4

火災による被害を最小限に抑えるために設置されているスプリンクラー。
とはいえ、適当な場所に設置しても最大限の効果を発揮してくれません。
そこで今回は、スプリンクラーはどこに設置するべきなのか解説します。
▼スプリンクラーを設置すべき場所
スプリンクラーの設置は、全ての建物に必要とされているわけではありません。
・大型施設
・高層ビル
・地下街
・病院
・映画館
・福祉施設
・ホテル
上記のような火災が起こると多くの人が危険にさらされる、また消化が難しい建物などにスプリンクラーの設置が必要とされています。
▼建物に種類によって適したスプリンクラーは異なる
■開放型スプリンクラー
弁を外すことで一斉に放水することが可能なため、火の回りが早い場所に適しています。
たとえば、倉庫や劇場・工場などが該当します。
■放水型スプリンクラー
天井や壁に設置し、センサーだけでなく手動でも操作することが可能です。
展示場やアトリウムなど、天井が高い場所の設置に適しています。
■湿式スプリンクラー
最も一般的なタイプで、比較的天井が低い建物に設置されます。
■乾式スプリンクラー
スプリンクラーの中で水が凍結しないような仕組みになっています。
そのため、寒冷地や屋外軒下などに設置されることが多いです。
■予作動式スプリンクラー
火災報知器が火災を感知しなければ、スプリンクラーが作動しない仕組みになっています。
そのため、電算室や通信機器室といった水による被害を避けたい場所に設置されます。
▼まとめ
スプリンクラーは、火災が起こると多くの人が危険にさらされる、また消火が難しい建物などに設置が必要です。
また、スプリンクラーにはさまざまな種類があり建物に適したものを設置することが大切です。

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